休日の六本木がこんなにガラガラなんて…
震災後の街はそんな感じでしたが話題の映画
「英国王のスピーチ」(2010"THE KING'S SPEECH")を観ました。

主演はコリン・ファース、アカデミー賞では主演男優賞も受賞されましたが
私としては何と言っても「真珠の耳飾りの少女」の映画のフェルメール役だったなぁ
という懐かしい思い出があって、
更にBunkamuraで公開されているフェルメールの「地理学者」や、
英国皇太子のロイヤルウェディング。
英国とコリン・ファースにどっぷりな最近です。
英国映画と言えば、様々な歴史とともに王族なのに
よくも悪くも人間味溢れる映画が多いです。
私が一番好きなのは「ヴィクトリア女王 世紀の愛」で、
こんなに美しい愛に溢れた実話の歴史映画は無いだろうと思っていたのですが
今回の「英国王のスピーチ」も同様に愛とユーモアに溢れた映画でした。
先日放映された「世界ふしぎ発見」でも特集されていましたが、
よくこのような過去を公にして映画化に持って行けたなぁと
関心してしまいました。
少し大げさに言ってしまうと「わが教え子、ヒトラー」のような
ユーモアさもあったように思います。
それくらいに面白く、映像もキレイ、配役も良くて
またひとつ英国系の映画で好きなものができました。
ハリウッド系の華やかさや壮大さは無いものの、
とてもしっくりと心に馴染むほのぼのとした映画。
続きまして、その英国王のスピーチの予告でやっていたアニメ、
「イリュージョニスト」(2010"L'ILLUSIONNISTE")です。

予告を観ただけで、これは観ないといけない!!!と大興奮。
フランスとイギリスの合作映画、劇中の手品師のおじいさんはフランス語を、
宿で働く少女はスコットランド語?かなにかを喋っています。
ちょうどパリの文化が変わって来た時期で、手品などの需要がなくなり
田舎町に巡業に行く手品師のおじいさんと、
その田舎で少女に会うのですが、少女はおじいさんが手品師ではなく
魔法使いだと勘違いして付いて来てしまうんです。
このおじいさん、その少女に生き別れた娘の面影を見てしまい
お金も無いのに少女のほしがるものを買って、
慣れないバイトをしてお金を稼いで…と見ていて心配になってしまいますが
このアニメーションのすばらしさ、ちょっとした小技、小さな動きに見とれてしまい
こちらがマジックにかかったかのような浮遊感があります。
少女が大人になり、恋をした時、
全てが終わるのですが…その終わり方がとても良い。。。
ねちっこさがない、おじいさんも少女も色んな事を理解していて
後腐れがなく、こんなにスッキリとしてるのに印象的な
アニメーション映画は珍しいなと思いました。
とてもオススメです。80分間、あっという間です。
最後に。何かと話題の3Dですが…正直あまり好きでは無いのですが
3Dとはこの映画のためにあるんだと思わされた映画
「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D」(2011)
テレビアニメシリーズの攻殻機動隊2ndシーズン終了後に
少佐が居なくなった後の9課のお話ですが…
もう何度も観てる2時間ドラマのようなお話だし内容も理解してるのですが…
改めて見直して、3Dで観て、あまりの素晴らしさに圧倒。
電脳の世界を3Dとして観ることがまず画期的。
変に人間が前後のある奥行き間だけで表現された3Dとは違い、
意味のある立体さ。すっごくしっくりきます。
ストーリーはもう、本当に素晴らしいの一言なのですが、
映像も本当に、うん、3Dにして正解なんだと、本当に感謝したい出来でした。
来る未来に本当に自分の記憶も何もかもデータ化できるとして、
データとなって世界を漂った少佐の選択や、
ネットの世界をデータとして動く感覚を体感できた感じでしょうか。
本当にそんな世界が来たら…本当に恐ろしいですが。
そんな警告がたっぷりのストーリー。勉強にもなります。
以上、色々観て来て心もいっぱいです。